最新情報

ヘルペスとアロマの関係

季節の変わり目になるとヘルペスに悩まされる人も多いんではないでしょうか?

ヘルペスは菌感染症ではなくウイルス感染症です。
つまり抗菌剤や抗菌作用のあるものでは改善しません。

いわゆる単純ヘルペスとよばれるもので、Ⅰ型は口唇ヘルペス・Ⅱ型は性器ヘルペスとされてきましたが
近年その棲み分けは無くなりつつあります。
未だに性器ヘルペスは性感染だけでおきるという情報も少なくありません。そんなことはありません。

単純ヘルペスは発症を繰り返すことが多いのです。
身体が疲れた時、免疫が落ちた時、ストレスが溜まった時・・・そんな時に繰り返し現れてきます。

単純ヘルペスは患部にヒリヒリした感じがして、小さな発疹ができます。
発疹は透明な液体を含んだ水疱になります。水疱が潰れると潰瘍になります。
5日~2週間程度で治りますが、その後ウイルスは三叉神経節の神経細胞や仙髄神経節に潜伏して、また現れてきます。
発症時に接触すれば伝染ることもあります。
インフルエンザなどとは違い空気感染はありません。

単純ヘルペスには有効な薬があります。
病院に行けば処方してもらえます。
また頻繁に繰り返す場合は予防のための薬もあります。ただし効く場合効かない場合があるのでお医者様とよく相談して下さいね。


さて
単純ヘルペスに有効とされているアロマオイル(精油)もあります。
ティートゥリーが代表的なオイルです。
海外では初期段階で患部に希釈せず塗布したりすることもあるみたいですが、日本ではあまり推奨されてはいないようです。

私個人としても、ちょっと刺激が強いのではないかと思います。
口唇にしても性器にしてもデリケートな部分です。逆に皮膚を荒れさせてしまう恐れもあります。


私がオススメしたいのは、終わりかけの時にアロマオイル(精油)の力を借りるというものです。
単純ヘルペスが現れる時は身体が疲れています。また何度も現れると「またか・・・」という気持ちになり精神的にも参ります。
早く治まって欲しいとイライラします。
そんな時に早く治まるようにアロマオイルを使用します。

ティートゥリーやカユプテ、ヒソップ、メリッサなどが直接症状には有効な精油です。
ただそんなにこだわることはないと思います。


症例をひとつあげたいと思いますが
口唇ヘルペスが治りかけと申告のあったお客さまです。
普段からアロマオイルが好きで、特にラベンダーが大のお気に入りとのこと。

それでラベンダーを選び、ベルガモットBFとブレンドしました。
普段はスウィートオレンジがお好きとのことでしたが、あえてベルガモットBFと香りを嗅ぎ較べてもらいました。
「いつもはベルガモットは選ばないのに・・・」と言っておられました。

スウィートオレンジはからだと心を活性化させる成分が多く
ベルガモットはからだと心の緊張を緩和させるエステルの成分も含まれています。
単純ヘルペスの症状を何度も繰り返すと、身体だけでなく精神的にも疲れてきます。
自然と欲したということだと思います。

ブレンドしたオイルで脚のマッサージのみ行いました。
実は脚にも発疹が出来かけていたのですが、オイルでマッサージした後はすっかり治まっていました。
ストレスからくる発疹だったのかもしれません。
その後ぐっすり眠ることが出来たようです。
やはり何度も現れるとピリピリして眠りも浅くなるケースも少なくありません。
眠れなければ治るものも治りません。

アロマオイル(精油)は直接症状に有効でなくともいろんな使い方やアプローチができます。
特に治りかけの場合はご自身の治癒能力を高めてあげるだけでも違うものです。








過去の記事

全て見る